今、幼児教育を考えようA いなみや須美 江戸川区議会議員
活動報告バックナンバー バックナンバー一覧 ホーム

印刷用ページ 印刷用 (別ページで開きます) 戻る戻る   進む進む
2005 年 11 月 15 日    
今、幼児教育を考えようA
〜「おおやた幼保園」視察報告〜
 11月7日(月)、足立区の「おおやた幼保園」を区議会市民クラブで視察しました。
  幼児教育は、足立区がすすめる教育改革の中でも特に力をいれている分野であり、14年には教育委員会学力向上推進室に幼児教育の専管組織を設置、15年には「あだち幼児教育振興プログラム」が策定され、その具体的な取り組みのひとつとして、この幼保園はできました。人間形成の基礎をつくる最も重要な幼児期の教育を、公立・私立、幼稚園・保育園の枠を超え、家庭や地域と密接に連携しあって、社会全体で教育環境をつくり上げていこうというもの。もちろん、家庭の教育力を高めるための支援も。

  幼保一元化施設「おおやた幼保園」の設置目的は
@幼・保の良い点を取り入れた質の高い育成内容の提供
A保護者のニーズに沿った保育時間の提供
B教育課題は幼・保協同で研究し解決する
以上3つです。制度上は1歳から3歳までを保育所、4、5歳を幼稚園として認可を受けている年齢区分方式。とはいえ、3歳児クラスには幼稚園教諭、4歳児クラスには保育士を配置し、保育の連続性を確保しつつ、教育カリキュラムを織り込む工夫がされています。保育時間は、3歳児までが午前7時半から午後6時半。4歳児からはニーズにあわせて、午前9時から午後2時、午前9時から午後4時、午前7時半から午後6時半の3パターンから選ぶことができます。(ただし、最後の長時間保育は「保育に欠ける」ことが条件)

  画期的なのは、まず保育者の「勤務形態」。幼稚園教諭・保育士が一体となって早番・遅番のローテーションを組んでいます。さらには「財政面での工夫」。幼稚園跡地に一元化施設をつくるにあたっては「建物建設リース」という経済的な手法をとっています。土地は区所有、建物は民間とのリース契約。これにより、普通ならいちどきに億単位の予算が必要なところ、リース代として年2000万円程度の経費で済み、10年間で合計2億1544万円のリース代を支払えば建物も区の財産に。おそらく全国でも初の試みではないでしょうか。また、区内の幼稚園教諭・保育士合同の「すくすくセミナー」を実施、就学前の保育や教育を考える場を共有していますが、これは簡単そうで実はできていないことです。

  「あだち幼児教育振興プログラム」は保育者が主体となってつくったとのこと。現場を熟知する専門家の確かな視点から生まれたプログラムを、その当事者たちが情熱を持って実践する、これも大きな成功の鍵だと感じました。「お金のことが最初にあってはなしえない」「異質の出会いが大事」「区立幼稚園にたくさんあるソフト面の財産をうまく活用すべき」赤坂園長先生のお話で印象に残ったことです。
  区立松江幼稚園の廃園をいとも簡単に決めた江戸川区。大いに学ぶところがありそうです。

(写真は、木のあたたかみに包まれた遊戯室「にじのひろば」)



バックナンバー 最新20
1031 学校給食単価の引き上げをすべきとき
1030 都営住棟下の保育園の耐震化も迅速に
1023 清掃工場運営委託と売電事業の情報公開を
1020 環境保護に配慮した「花火大会」に
1020 施設予約システムに公益活動配慮ルールを
1015 優秀な人材確保のための職員採用のあり方とは?
107 子どもの意見の取り入れ方
925 住民主役の復興のまちづくり
921 給食の安全をどう守る?
912 指定管理者の指定議案に資料提供なしって、あり?
99 スーパー堤防事業には「住民の意見反映」を
94 市民参加でつくる「景観計画」
831 知って防ごう!増加する「子宮頸がん」
829 川から東京のまちをウォッチング
823 適切な次世代支援は、前期計画検証と丁ねいな実態調査から
820 地域特性を活かした北九州市「温暖化対策地域推進計画」
817 太陽光発電で光熱費8割減!21世紀型マンション
815 「オリンピック」と「平和」
86 「ヒロシマ」の日に、江戸川で「キャンドルデモ」を歩こう!
724 絶滅危惧種を守れ!「篠崎ビオトープ」
721 江戸川区でも来年度から小中の夏季休業短縮へ

バックナンバー一覧へ 一覧へ戻る ホームへ ホームへ戻る 戻る戻る   進む進む
当サイトの著作権はいなみや須美 江戸川区議会議員 にあります。